Japanese
English
特集 ジェンダーをめぐる諸課題を理解する
国際診断基準における性別違和・性別不合
Gender Dysphoria in DSM-5 and Gender Incongruence in ICD-11
針間 克己
1
Katsuki Harima
1
1はりまメンタルクリニック
1Harima Mental Clinic, Tokyo, Japan
キーワード:
トランスジェンダー
,
transgender
,
性同一性障害
,
gender identity disorder
,
性別違和
,
gender dysphoria
,
性別不合
,
gender incongruence
,
脱病理化
,
depathologization
Keyword:
トランスジェンダー
,
transgender
,
性同一性障害
,
gender identity disorder
,
性別違和
,
gender dysphoria
,
性別不合
,
gender incongruence
,
脱病理化
,
depathologization
pp.1111-1117
発行日 2022年8月15日
Published Date 2022/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405206717
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抄録 LGBTはかつて,精神医学からは病理的に捉えられていた。同性愛は,その後脱病理化された。性同一性障害に対しても,脱病理化の議論が起きた。DSM-5では,「性別違和」として,精神疾患のリストに残った。ICD-11では,精神疾患の章から,新たな章へと独立し,精神疾患としてみなされなくなった。精神医学は,多様なセクシュアリティを尊重する理解へと変化している。
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