Japanese
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速報
新型コロナウイルスのリアルタイムPCR検査における鼻咽頭拭い液と唾液検体の検討
Examination of nasopharyngeal swab and saliva by real-time PCR of SARS-CoV-2
上原 小亜季
1
,
大城 恵利子
1
,
長浜 裕子
1
,
落合 淳
1
,
加藤 功大
1
Koaki UEHARA
1
,
Eriko OSHIRO
1
,
Yuuko NAGAHAMA
1
,
Atushi OCHIAI
1
,
Atunaga KATO
1
1社会医療法人友愛会友愛医療センター先端医療研究センター
pp.189-190
発行日 2021年7月10日
Published Date 2021/7/10
DOI https://doi.org/10.32118/ayu27802189
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目的
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の最初の症例は2019年12月,中国湖北省武漢で発生し,2020年3月19日にはWHOがパンデミックとの見解を発表した.新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の判定にはRNA依存性RNAポリメラーゼ領域と,エンベロープ領域を標的としたリアルタイムPCR法が採用されており,わが国においても国立感染症研究所によってその方法が定められている.検体は一般的に鼻咽頭拭い液が用いられているが,採取者に感染のリスクが伴う.最近では唾液検体が鼻咽頭拭い液の代用となりうるとの報告もされていることから1),鼻咽頭拭い液と唾液検体を用いてSARS-CoV-2遺伝子の検出を比較した.
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