報告
侵襲期患者3名に対する低glycemic index・低glycemic load経腸栄養剤の有効性
山田 愛梨
1
,
畠山 淳司
,
門松 賢
1国立病院機構東京医療センター 栄養管理室
キーワード:
開頭術
,
クモ膜下出血
,
呼吸困難
,
人工呼吸
,
後向き研究
,
グリセミックインデックス
,
経腸栄養剤
,
グリセミックロード
,
血糖管理
Keyword:
Dyspnea
,
Glycemic Control
,
Craniotomy
,
Glycemic Load
,
Retrospective Studies
,
Subarachnoid Hemorrhage
,
Respiration, Artificial
,
Glycemic Index
pp.123-129
発行日 2023年7月1日
Published Date 2023/7/1
DOI https://doi.org/10.32118/J01532.2023213664
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【目的】高血糖を認めた侵襲期患者に対し,経腸栄養剤を低glycemic index(GI)・低glycemic load(GL)経腸栄養剤に変更することで,血糖値の変化を後方視的に調査すること.【方法】2019年9月~2020年4月に集中治療室などに入室した患者3名を対象に,変更前後の平均血糖値,平均日内変動値,平均投与インスリン量を調査した.【結果】低GI・低GL経腸栄養剤への変更で,平均血糖値は2症例で有意に低下し,平均投与インスリン量は1症例で有意に減少していた.平均日内変動値は3症例とも有意差を認めなかった.【結論】低GI・低GL経腸栄養剤に変更することで,血糖値の低下と日内変動を抑える可能性が示唆された.
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