特集 肝疾患エキスパートブック 栄養管理に活かすための最新情報
(Part 1)肝硬変 肝硬変に対する運動療法について
上村 博輝
1
,
寺井 崇二
,
眞田 菜緒
,
小師 優子
1新潟大学 大学院医歯学総合研究科消化器内科学
キーワード:
運動療法
,
肝硬変
,
日常生活活動
,
Barthel指数
Keyword:
Exercise Therapy
,
Liver Cirrhosis
,
Activities of Daily Living
pp.445-451
発行日 2021年9月25日
Published Date 2021/9/25
DOI https://doi.org/10.32118/J01532.2022003457
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<Key Point>・これまで安静が基本とされていた肝硬変患者の運動については、サルコペニア対策からも最近はレジスタンス運動を含む、積極的な運動介入が推奨される傾向にある。・患者の状態(静脈瘤、腹水、肝肺症候群、サルコペニアなどの合併)に注意しながら、運動介入程度を決定していく。・"FITT"を構築して行うことが基本となるが、個人の状況に応じた継続可能な日常活動を、医師の外来診療、管理栄養士の栄養指導の際に医療機関側からアドバイスして背中を押してあげることも重要になってくる。
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