特集 「固定」の技術を極める
徹底解剖!固定の技術 肺
龍見 重信
1
,
西川 武
1奈良県立医科大学附属病院 病院病理部
キーワード:
Methanol
,
Formaldehyde
,
緩衝液
,
気管支
,
注射器
,
肺疾患
,
組織固定
,
生理食塩水
Keyword:
Syringes
,
Tissue Fixation
,
Saline Solution
,
Buffers
,
Bronchi
,
Formaldehyde
,
Lung Diseases
,
Methanol
pp.828-832
発行日 2021年8月15日
Published Date 2021/8/15
DOI https://doi.org/10.32118/J01436.2021279195
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肺は含気臓器という特性から、そのままではホルマリンに浸漬されず、また組織採取時に人工的虚脱を生じる。それらを解消するためには、肺胞内の空気をホルマリンで置き換える注入固定が必要である。また、分子標的治療の多い肺癌は遺伝子診断に供する頻度が高く、核酸品質保存に留意した固定を行う。
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