学会ハイライト
8th World Congress of Itch(WCI国際痒み学会)を終えて
片山 一朗
1
1大阪大学大学院医学系研究科皮膚科教授
pp.218-222
発行日 2016年2月1日
Published Date 2016/2/1
DOI https://doi.org/10.24733/pdJ.0000000114
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8th World Congress of Itch(WCI国際痒み学会)を終えて 痒みに関する国際学会「8th World Congress of Itch(WCI)」が秋晴れの下, 奈良の春日野国際フォーラム甍で開催された.日本での開催は2003年の富山(富山大学,倉石泰先生),2009年の東京(順天堂大学浦安病院,高森建二先生)に次いで,今回が8回目となり,私が会頭を務めさせていただいた.第1回大会は2001年に当時シンガポールのNational Skin Center,National Medical Research Councilに勤務されていた,現 米国Temple大学教授で, 痒み研究では世界的に有名なGil Yosipovitch先生がシンガポールで開催された.私も長崎大学の教授時代でケラチノサイトが産生する神経ペプチドに関する演題を出していたが,出発直前にあの9.11事件がおこり,また10月に西部支部大会の会長を務めることになっていたこともあり,出席を断念したことを思いだす.そのときの出席メンバーがコアメンバーとなり,2005年にIFSI (International Federation of Society of Itch)が設立され, 招待会では室田事務局長のお世話で10th Anniversary Cakeが皆さんに振るまわれた.
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