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特集 蕁麻疹と蕁麻疹様紅斑
総説1
名探偵を目指そう!―症例を通して考える,蕁麻疹の傾向と対策
Let's become a great detective!-Trends and countermeasures for urticaria through case studies
千貫 祐子
1
Yuko Chinuki
1
1島根大学医学部皮膚科学講座
1Department of Dermatology, Shimane University Faculty of Medicine
キーワード:
特発性蕁麻疹
,
刺激誘発型蕁麻疹
,
非鎮静性第二世代抗ヒスタミン薬
Keyword:
特発性蕁麻疹
,
刺激誘発型蕁麻疹
,
非鎮静性第二世代抗ヒスタミン薬
pp.580-585
発行日 2024年7月1日
Published Date 2024/7/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000003852
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●『蕁麻疹診療ガイドライン2018』では,蕁麻疹は特発性蕁麻疹,刺激誘発型蕁麻疹,血管性浮腫,蕁麻疹関連疾患の4グループ16病型に分類され,このうち特発性蕁麻疹がその大半を占める.
●刺激誘発型蕁麻疹では皮疹の誘発因子の同定とそれらの因子を回避することが対策の基本となる.
●特発性蕁麻疹では個々の皮疹に関する直接的原因ないし誘因なく自発的に膨疹が出現するため,対症的な薬物療法が対策の基本となる.
●いずれの病型も年余にわたって持続することが多いため,非鎮静性第二世代抗ヒスタミン薬を中心とした薬物療法を行いつつ病勢の鎮静化をはかる.
(「ポイント」より)
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