Japanese
English
特集 水疱をきたす疾患
総説1
多彩な臨床像を呈する自己免疫性水疱症
Autoimmune bullous diseases with a diverse clinical appearance
氏家 英之
1
Hideyuki Ujiie
1
1北海道大学大学院医学研究院皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Faculty of Medicine and Graduate School of Medicine, Hokkaido University
キーワード:
天疱瘡群
,
類天疱瘡群
,
自己抗体
,
標的抗原
Keyword:
天疱瘡群
,
類天疱瘡群
,
自己抗体
,
標的抗原
pp.208-212
発行日 2024年3月1日
Published Date 2024/3/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000003748
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●自己免疫性水疱症は天疱瘡群(表皮内水疱症)と類天疱瘡群(表皮下水疱症)に大別され,尋常性天疱瘡や落葉状天疱瘡,水疱性類天疱瘡(bullous pemphigoid:BP)のほかにも多くのまれな病型が存在する.
●湿疹や痒疹,汗疱,扁平苔癬,膠原病など他疾患に類似する臨床像を呈する病型や,水疱がみられない病型もある.
●わずかな水疱を見逃さないよう注意を払うことや,再発難治性の(瘙痒性)皮膚病変をみたときには自己免疫性水疱症を想起し,皮膚生検や血中自己抗体の検索を行うことが重要である.
(「ポイント」より)
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