Japanese
English
特集 にきびに関連する皮膚病
臨床例
禿髪性毛包炎
A case of folliculitis decalvans
川村 飛翔
1
,
坪井 良治
2
,
蒲原 毅
1
Hisho Kawamura
1
,
Ryoji Tsuboi
2
,
Takeshi Kambara
1
1横浜市立市民病院皮膚科
2西新宿サテライトクリニック
1Department of Dermatology, Yokohama Municipal Citizen's Hospital
2Nishishinjuku Satellite Clinic Dermatology
キーワード:
禿髪性毛包炎
,
瘢痕性脱毛症
,
ステロイド局注
,
クラリスロマイシン
Keyword:
禿髪性毛包炎
,
瘢痕性脱毛症
,
ステロイド局注
,
クラリスロマイシン
pp.610-613
発行日 2023年7月1日
Published Date 2023/7/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000003443
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・診断確定までに5年を要した禿髪性毛包炎の1例を経験した.
・毛孔性扁平苔癬との鑑別を要したが,毛包組織の破壊と毛包周囲に多数の好中球とリンパ球が混在する細胞浸潤がみられ,真皮表皮境界部への浸潤パターンが苔癬様ではなかったことから禿髪性毛包炎(folliculitis decalvans:FD)と考えられた.
・クラリスロマイシン内服とステロイド局所注射による治療により症状の改善が得られた.
(「症例のポイント」より)
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