Japanese
English
特集 脱毛症
臨床例
圧迫性脱毛―当科で経験した14例の統計的観察を含めて―
Pressure-induced alopecia:Case study of 14 cases
福士 瑠璃
1
,
内山 真樹
1
,
坪井 良治
2
,
入澤 亮吉
1
,
原田 和俊
1
Ruri Fukushi
1
,
Masaki Uchiyama
1
,
Ryoji Tsuboi
2
,
Ryoukichi Irisawa
1
,
Kazutoshi Harada
1
1東京医科大学皮膚科学分野
2東京医科大学
1Department of Dermatology, Tokyo Medical University
2Tokyo Medical University
キーワード:
圧迫性脱毛症
,
術後
,
手術
,
外傷
,
瘢痕性脱毛症
Keyword:
圧迫性脱毛症
,
術後
,
手術
,
外傷
,
瘢痕性脱毛症
pp.916-920
発行日 2021年10月1日
Published Date 2021/10/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000002628
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・手術による圧迫性脱毛は,毛孔は残存しているが,脱毛斑が残る症例が多くみられた.
・外傷による圧迫性脱毛は,血腫を形成して続発性の瘢痕性脱毛を生じうる.
・圧迫性脱毛症のリスク因子として,手術時間,低血圧による灌流障害,皮下血腫などが考えられる.
・枕の材質や形状よりも,術中に定期的な頭位変換を行い,可能なかぎり低灌流を解除することが予防策として重要である.
(「症例のポイント」より)
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