Japanese
English
特集 角化症~角質の科学から考える~
臨床例
Cowden病における両口角の角化性乳頭腫状病変
Keratotic papillomatous lesions on the bilateral angles of a patient with Cowden's disease
山下 あや
1
,
赤坂 英二郎
1
,
中野 創
1
,
澤村 大輔
1
,
福井 誠
2
Aya Yamashita
1
,
Eijiro Akasaka
1
,
Hajime Nakano
1
,
Daisuke Sawamura
1
,
Makoto Fukui
2
1弘前大学医学部皮膚科学講座
2福井診療所
1Department of Dermatology, Hirosaki University Graduate School of Medicine
2Fukui Clinic
キーワード:
Cowden病
,
口角発症
,
ダーモスコピー
Keyword:
Cowden病
,
口角発症
,
ダーモスコピー
pp.246-249
発行日 2023年3月1日
Published Date 2023/3/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000003339
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・自験例はこれまでCowden病に特異的な皮膚粘膜病変があったが軽微であったため自覚しておらず,両口角の乳頭腫状丘疹を契機に受診した.
・Cowden病の家族歴,典型的な臨床像およびPTEN変異より,Cowden病の診断基準に準じて診断を確定した.
・口角の丘疹は,臨床像,ダーモスコピー,病理組織像より,Cowden病の口腔粘膜由来の乳頭腫状病変であった.
・Cowden病の口腔内および口角の病変は特徴的で診断的意義が高い.
(「症例のポイント」より)
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