Japanese
English
特集 (新規)抗腫瘍薬~光と影~
臨床例
外用継続の工夫によりシロリムス含有ゲル剤の有害事象をコントロールしえた,結節性硬化症に伴う顔面血管線維腫
Management of adverse event of topical sirolimus therapy for facial angiofibroma in the tuberous sclerosis complex
角 総一郎
1
,
佐藤 篤子
1
,
神谷 浩二
1
,
前川 武雄
1
,
小宮根 真弓
1
,
村田 哲
1
,
大槻 マミ太郎
1
Soichiro Kado
1
,
Atsuko Sato
1
,
Koji Kamiya
1
,
Takeo Maekawa
1
,
Mayumi Komine
1
,
Satoru Murata
1
,
Mamitaro Ohtsuki
1
1自治医科大学皮膚科学講座
1Department of Dermatology, Jichi Medical University
キーワード:
結節性硬化症
,
血管線維腫
,
シロリムス含有ゲル剤
Keyword:
結節性硬化症
,
血管線維腫
,
シロリムス含有ゲル剤
pp.386-389
発行日 2022年5月1日
Published Date 2022/5/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000002907
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・シロリムス含有ゲル剤の継続が困難と紹介された症例に対し,外用継続の工夫を行うことで,3年間外用を継続し,明らかな奏効を得た.
・遮光や保湿薬の併用,他院で使用されていた消炎鎮痛外用薬の中止,および経過で出現した痤瘡への対応に工夫を要した.
・顔面血管線維腫に対するシロリムス含有ゲル剤は,その中止で症状が再燃するため,有害事象をコントロールしながら,外用を長期継続できるよう工夫することが肝要である.
(「症例のポイント」より)
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