Japanese
English
特集 環境と皮膚（光線も含む）
臨床例
口唇に巨大な有棘細胞癌を発症した色素性乾皮症C群
A case of xeroderma pigmentosum complementation group C with huge squamous cell carcinoma of the lip
小野 竜輔
1
,
大戸 梨沙
1
,
飯田 裕里佳
1
,
新川 衣里子
1
,
田井 志正
1
,
錦織 千佳子
1
Ryusuke Ono
1
,
Risa Oto
1
,
Yurika Iida
1
,
Eriko Shinkawa
1
,
Yukimasa Tai
1
,
Chikako Nishigori
1
1神戸大学大学院医学研究科内科系講座皮膚科学分野
1Division of Dermatology, Department of Internal Related, Kobe University Graduate School of Medicine
キーワード：
色素性乾皮症C群
,
有棘細胞癌
Keyword:
色素性乾皮症C群
,
有棘細胞癌
pp.649-653
発行日 2021年7月1日
Published Date 2021/7/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000002550
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・口唇に巨大な有棘細胞癌を発症した色素性乾皮症（xeroderma pigmentosum：XP）C群（XP-C）の1例を経験した．
・今日XP患者で原発巣が切除不能なまでに増大することはまれであるが，XP-CがXPの中でも紫外線発癌リスクが高いサブタイプであること，知的障害病識と重度の白内障による視力低下により病状の認識が困難であったこと，地域社会から隔絶し福祉や医療が適切に介入できなかったことといったことが重なり，不幸な転帰となったと考えた．
（「症例のポイント」より）
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