Japanese
English
特集 潰瘍をきたす疾患
臨床例
静脈高血圧が疑われた足背潰瘍
Dorsal foot ulcer caused by increased hydrostatic pressure within the venous system
本田 理恵
1
,
伊藤 周作
1
Rie Honda
1
,
Shusaku Ito
1
1日立製作所日立総合病院皮膚科
1Department of Dermatology, Hitachi General Hosital
キーワード:
足背潰瘍
,
静脈うっ滞
,
静脈高血圧
,
筋肉ポンプ機能
,
圧迫療法
Keyword:
足背潰瘍
,
静脈うっ滞
,
静脈高血圧
,
筋肉ポンプ機能
,
圧迫療法
pp.964-967
発行日 2020年11月1日
Published Date 2020/11/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000002184
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・熱傷を契機に足背の難治性潰瘍を認め,上皮化まで2年4カ月を要した.経過中,植皮も行ったが術後1カ月で潰瘍は再燃し,圧迫療法を開始したところ6カ月で上皮化した.
・高齢で車椅子生活に加え,足趾の運動障害が筋肉ポンプ機能障害をもたらし,うっ滞性潰瘍の原因になったと考えた.
・うっ滞性潰瘍は下腿に多いが,足背にも生じることがある.
(「症例のポイント」より)
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