Japanese
English
特集 新時代を迎えたアトピー性皮膚炎
臨床例
アトピー性皮膚炎と好酸球性膿疱性毛包炎の合併
Complications of atopic dermatitis and eosinophilic pustular folliculitis
大泊 香
1
,
片岡 葉子
2
Kaori Odomari
1
,
Yoko Kataoka
2
1大阪大学大学院医学系研究科皮膚科学教室
2大阪府立病院機構大阪はびきの医療センター皮膚科
1Dermatology Department of Integrated Medicine, Graduate School of Medicine Osaka University
2Department of Dermatology, Osaka Habikino Medical Center
キーワード:
アトピー性皮膚炎
,
顔面重症
,
デュピルマブ
,
好酸球性膿疱性毛包炎
Keyword:
アトピー性皮膚炎
,
顔面重症
,
デュピルマブ
,
好酸球性膿疱性毛包炎
pp.896-900
発行日 2020年10月1日
Published Date 2020/10/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000002163
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・顔面の症状が難治のアトピー性皮膚炎(atopic dermatitis:AD)患者が,デュピルマブ投与希望で当科受診したが,顔面の病変は好酸球性膿疱性毛包炎(eosinophilic pustular folliculitis:EPF)と診断し,EPFの治療を追加することで顔面の症状がコントロールできた.
・自験例のように重症ADのようにみえるが,実際は他の皮膚炎を合併していることがある.とくにデュピルマブ導入前には他の皮膚疾患で症状が修飾されていないか,注意深く観察する必要がある.
(「症例のポイント」より)
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