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Practical Dermatology Volume 42, Issue 9 （September 2020）

皮膚病診療 42巻9号（2020年9月発行）

Japanese English

特集乾癬は奥深い

臨床例

特発性血小板減少性紫斑病を合併した乾癬性関節炎 Psoriatic arthritis complicated with idiopathic thrombocytopenic purpura 安岡紗哉香 ¹ , 和田誠 ² , 加藤則人 ² Sayaka Yasuoka ¹ , Makoto Wada ² , Norito Katoh ² ¹JCHO神戸中央病院皮膚科・形成外科 ²京都府立医科大学大学院医学研究科皮膚科学 ¹Department of Dermatology and Forming Surgery, Japan Community Health care Organization Kobe Central Hospital ²Department of Dermatology, Kyoto Prefectural University of Medicine Graduate School of Medical Science キーワード：乾癬性関節炎 , 抗IL-23抗体 , 血小板減少 Keyword: 乾癬性関節炎 , 抗IL-23抗体 , 血小板減少 pp.778-781

発行日 2020年9月1日 Published Date 2020/9/1

DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000002131

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参考文献 Reference

・乾癬性関節炎（psoriatic arthritis：PsA）に対して生物学的製剤が広く使用されているが，生物学的製剤の有害事象として血小板減少が報告されている．そのため特発性血小板減少性紫斑病（idiopathic thrombocytopenic purpura：ITP）を合併したPsA患者に対しての生物学的製剤の選択は，慎重に行わなければならない．

・自験例ではPsAに対してサラゾスルファピリジン投与後，血小板の低下を認め，ウステキヌマブへ変更したところ，血小板数の上昇を認め治療を継続することができた．

（「症例のポイント」より）