特集 外陰部・肛囲の皮膚病(女性)
臨床例
外陰部に生じた基底細胞癌(BCC)
佐藤 隆亮
1
,
角田 加奈子
1
,
大西 正純
1
,
馬場 俊右
1
,
天野 博雄
1
,
佐藤 恵
2
1岩手医科大学皮膚科学講座
2恵皮膚科クリニック
キーワード:
基底細胞癌
,
外陰部
,
転移
,
原始上皮胚芽細胞
Keyword:
基底細胞癌
,
外陰部
,
転移
,
原始上皮胚芽細胞
pp.921-924
発行日 2018年9月1日
Published Date 2018/9/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000000202
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症例のポイント・ 比較的まれとされる外陰部に発生した基底細胞癌(basal cell carcinoma:BCC)を経験した.・ 1999~2016年までの当科で加療したBCC692例中,陰部の症例は15例(2.17%)であった.・ 外陰部のBCCは他部位原発のBCCより遠隔転移の発生率が高いとされている.・ 5 mmマージンをとり筋膜上で切除縫縮し,術後1年8カ月,再発転移はみられていない.
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