特集 サルコイドーシス─2018
臨床例
好酸球浸潤を認めたサルコイドーシス
野々垣 彰
1
,
林 剛生
1
,
三宅 温
1
,
三井 彩
1
,
大松 華子
1
1国立病院機構相模原病院皮膚科
キーワード:
サルコイドーシス 好酸球浸潤
Keyword:
サルコイドーシス 好酸球浸潤
pp.807-810
発行日 2018年8月1日
Published Date 2018/8/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000000170
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<症例のポイント>・ 臨床的に好酸球性蜂窩織炎との鑑別を要した,好酸球浸潤を認めたサルコイドーシスの1例を経験した.・ サルコイドーシスが蜂窩織炎様の臨床症状を呈した報告はなく,うっ滞性皮膚炎に皮下型のサルコイドーシスが合併し,蜂窩織炎様の臨床像を呈したと考えた.・ 肉芽腫病変形成にはTh1細胞が,好酸球浸潤にはTh2細胞の関与が考えられた.・ サルコイドーシスの病態形成は,種々の免疫機構により調整されているものと考えられる.
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