特集 顔の結節
臨床例
皮膚リンパ球腫
槇村 馨
1
,
中丸 聖
,
谷村 裕嗣
,
清原 隆宏
1関西医科大学総合医療センター 皮膚科
キーワード:
生検
,
皮膚疾患-顔面
,
免疫組織化学
,
皮膚結節
,
皮膚良性リンパ腺腫症
Keyword:
Biopsy
,
Facial Dermatoses
,
Immunohistochemistry
pp.1181-1184
発行日 2017年11月1日
Published Date 2017/11/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2018058686
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<症例のポイント>左頬部と左鼻翼の2つの淡紅色結節を呈し、生検後に自然消褪した皮膚リンパ球腫を経験した。病理組織学的に反応性リンパ濾胞を認めるが、centrocyte-like cell(以下、CLC)のシート状の増殖はみられなかった。皮膚リンパ球腫はB細胞主体の反応性リンパ濾胞を形成する偽リンパ腫で、緩徐な経過をとるMALTリンパ腫との鑑別が重要である。
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