特集 外国語で表現されやすい皮膚病
臨床例
ハチ刺症後に複合性局所疼痛症候群(CRPS)を発症した症例
黒川 基樹
1
,
立山 真吾
1黒川皮膚科クリニック
キーワード:
Mepivacaine
,
昆虫刺傷
,
自律神経ブロック
,
星状神経節
,
多剤併用療法
,
経口投与
,
ペインクリニック
,
複合性局所疼痛症候群
,
Mecobalamin
,
Pregabalin
,
静脈内注射
,
静脈内注入
,
Neurotropin
Keyword:
Pregabalin
,
Administration, Oral
,
Autonomic Nerve Block
,
Drug Therapy, Combination
,
Mepivacaine
,
Infusions, Intravenous
,
Injections, Intravenous
,
Insect Bites and Stings
,
Stellate Ganglion
,
Pain Clinics
,
Complex Regional Pain Syndromes
,
Neurotropin
,
Mecobalamin
pp.143-146
発行日 2017年2月1日
Published Date 2017/2/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2017143268
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<症例のポイント>ハチ刺症後に複合性局所疼痛症候群(complex regional pain syndrome:CRPS)を発症した症例を報告した。ハチ刺症後、CRPSに特徴的な患肢の激痛が出現するようになったのは第3病日以降であった。CRPSは種々の外傷(軽微なものを含む)を契機として難治性の痛みが持続するという特徴を有し、できるだけ早期に適切な治療を開始しないと重篤な障害を残すことがある。CRPSを疑ったら、速やかにペインクリニック専門医に治療を委ねることが極めて肝要である。
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