特集 再発する皮膚病
臨床例
痛風
盛山 吉弘
1
1茨城県厚生農業協同組合連合会総合病院土浦協同病院 皮膚科
キーワード:
Acetaminophen
,
顕微鏡検査法
,
鑑別診断
,
痛風
,
軟骨石灰化症
,
蜂巣炎
,
筋膜炎-壊死性
,
高尿酸血症
Keyword:
Acetaminophen
,
Diagnosis, Differential
,
Cellulitis
,
Chondrocalcinosis
,
Gout
,
Microscopy
,
Fasciitis, Necrotizing
,
Hyperuricemia
pp.881-884
発行日 2015年9月1日
Published Date 2015/9/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2016016687
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<症例のポイント>痛風は鑑別疾患にあげることができれば、診断は比較的容易である。淡い発赤を伴い、激痛がみられることから、蜂窩織炎さらには壊死性筋膜炎の疑いとして皮膚科に紹介されることもある。皮膚科医としても迅速かつ適切に診断できるよう、救急搬送されてきた一典型例を提示する。自験例は、過去に同様な症状があったが、その後放置しており、5年後に再発し近医内科を受診した。両足の蜂窩織炎の疑いにて、当科に精査・加療目的で紹介となった症例である。
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