治療
ボセンタンによる潰瘍治療
浅野 善英
1
1東京大学 医学部皮膚科学教室
キーワード:
Iloprost
,
強皮症-全身性
,
病的血管新生
,
手指
,
多剤併用療法
,
二重盲検法
,
皮膚潰瘍
,
皮膚疾患-手部
,
治療成績
,
ランダム化比較試験
,
Bosentan
,
Activated Protein C Receptor
Keyword:
Double-Blind Method
,
Drug Therapy, Combination
,
Fingers
,
Hand Dermatoses
,
Neovascularization, Pathologic
,
Scleroderma, Systemic
,
Skin Ulcer
,
Randomized Controlled Trials as Topic
,
Treatment Outcome
,
Iloprost
,
Bosentan
,
Activated Protein C Receptor
pp.1011-1017
発行日 2015年10月1日
Published Date 2015/10/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2016019658
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全身性強皮症(SSc)は,血管障害と皮膚および内臓諸臓器の線維化を特徴とする膠原病で,その発症には免疫異常が深く関与している.その原因はいまだ不明であり,病態に立脚した根治的治療は現時点では存在しない.炎症・免疫異常の病態を標的として,少量~中等量の副腎皮質ステロイド薬の内服やシクロホスファミドパルス療法が皮膚硬化や間質性肺疾患の標準治療として用いられているが,その効果は必ずしも十分ではなく,治療抵抗性の症例もしばしば経験する.(「はじめに」より)
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