特集 肉芽腫性炎症
イミキモドによる尖圭コンジローマ治療中に肉芽腫性リンパ節炎を認めた症例
木村 雅明
1
,
有馬 由美
,
安倍 文人
,
三津山 信治
,
樋口 哲也
1東邦大学医療センター佐倉病院 皮膚科
キーワード:
陰茎疾患
,
結核-リンパ節
,
鑑別診断
,
尖圭コンジローマ
,
経皮投与
,
肉芽腫
,
ネコひっかき病
,
リンパ節炎
,
Imiquimod
Keyword:
Administration, Cutaneous
,
Cat-Scratch Disease
,
Diagnosis, Differential
,
Condylomata Acuminata
,
Granuloma
,
Lymphadenitis
,
Penile Diseases
,
Tuberculosis, Lymph Node
,
Imiquimod
pp.763-766
発行日 2015年8月1日
Published Date 2015/8/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2015339515
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<症例のポイント>イミキモドによる尖圭コンジローマの治療開始後、陰茎に肉芽腫性リンパ節炎を生じた。今までにイミキモドの副作用として肉芽腫性リンパ節炎を生じたという報告はない。自験例では血清クラミジア抗体価が陽性であり、イミキモド外用により、不顕性のクラミジア感染症が肉芽腫性リンパ節炎として顕在化した可能性が考えられた。
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