the case of the month
Brunsting-Perry型瘢痕性類天疱瘡
福長 美幸
1
,
内山 真樹
,
佐藤 俊次
,
福田 俊平
,
橋本 隆
,
坪井 良治
,
三橋 善比古
1東京医科大学 皮膚科学教室
キーワード:
Steroids
,
抗炎症剤
,
エリテマトーデス-円板状
,
鑑別診断
,
経皮投与
,
皮膚疾患-顔面
,
免疫組織化学
,
類天疱瘡-良性粘膜性
,
尋常性狼瘡
,
日光角化症
Keyword:
Administration, Cutaneous
,
Anti-Inflammatory Agents
,
Diagnosis, Differential
,
Facial Dermatoses
,
Immunohistochemistry
,
Lupus Vulgaris
,
Lupus Erythematosus, Discoid
,
Pemphigoid, Benign Mucous Membrane
,
Steroids
,
Keratosis, Actinic
pp.191-194
発行日 2015年2月1日
Published Date 2015/2/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2015129101
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<症例のポイント>瘢痕性類天疱瘡は水疱・びらんを生じ、瘢痕を形成する慢性水疱性疾患である。瘢痕性類天疱瘡は瘢痕を形成しないことも多く、最近では粘膜類天疱瘡とも呼ばれる。瘢痕性類天疱瘡/粘膜類天疱瘡は自己抗原の種類や発症部位によってさまざまな亜型が存在する。Brunsting-Perry型瘢痕性類天疱瘡は、主として頭頸部に限局する亜型である。今回われわれは、86歳、女性の顔面、胸部に生じ、免疫ブロット法でデスモプラキン、ラミニン332 β3、γ2に対する反応を認めたBrunsting-Perry型瘢痕性類天疱瘡の1例を報告した。過去20年間の本邦および海外のBrunsting-Perry型瘢痕性類天疱瘡21例の報告をまとめ、瘢痕性類天疱瘡/粘膜類天疱瘡の分類についてまとめた。
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