治療
顔の結節性病変の診療におけるpitfalls
村田 洋三
1
1神戸市立医療センター中央市民病院 皮膚科
キーワード:
Merkel細胞癌
,
顔面腫瘍
,
エリテマトーデス-円板状
,
黒色腫
,
誤診
,
さん粒腫
,
鑑別診断
,
皮膚疾患-顔面
,
皮膚腫瘍
,
扁平上皮癌
,
筋膜炎-結節性
,
皮膚結節
Keyword:
Carcinoma, Squamous Cell
,
Diagnosis, Differential
,
Diagnostic Errors
,
Facial Dermatoses
,
Facial Neoplasms
,
Lupus Erythematosus, Discoid
,
Melanoma
,
Skin Neoplasms
,
Carcinoma, Merkel Cell
,
Chalazion
pp.1194-1200
発行日 2017年11月1日
Published Date 2017/11/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2018058687
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結節性皮膚病変の多くは腫瘍性で,手術治療の対象となることが多い.とくに顔面では表情表出の部位のため,他の身体部位に比べて,小さな病変でも医治を求めることになる.このため症例数は多く,その中には日常的な疾患に紛れて診断を誤ることもある.一方顔面では,術後の整容面が問題となるという特徴もある.今回は「誤診しやすい疾患を中心に,外科的操作の入りやすい皮膚結節性病変の診療の要点, とくにpitfallについて述べる」ことに主眼を置き,自験例を例示し,日常診療に役立つ内容を目標とした.pitfallのおこるパターンに沿って述べる.(「はじめに」より)
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