特集 関節痛と皮膚疾患
臨床例
multicentric reticulohistiocytosis
佐藤 麻起
1
,
和田 秀文
,
岡澤 ひろみ
,
相原 道子
1横浜市立大学 医学部皮膚科学教室
キーワード:
Steroids
,
関節リウマチ
,
抗炎症剤
,
鑑別診断
,
痛風
,
経皮投与
,
皮膚疾患-手部
,
免疫組織化学
,
サルコイドーシス-皮膚
,
多中心性細網組織球症
Keyword:
Administration, Cutaneous
,
Arthritis, Rheumatoid
,
Anti-Inflammatory Agents
,
Diagnosis, Differential
,
Hand Dermatoses
,
Gout
,
Immunohistochemistry
,
Steroids
pp.187-190
発行日 2015年2月1日
Published Date 2015/2/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2015129100
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<症例のポイント>multicentric reticulohistiocytosis(以下、MR)は、中年以降に多くみられ、多発性の皮膚結節病変に加え、関節や粘膜などの皮膚以外の臓器にも炎症が及ぶ原因不明の組織球性反応性肉芽腫症である。病理組織学的には、すりガラス様の胞体をもつ組織球様細胞や多核巨細胞を認める。免疫染色ではCD68が陽性となる。初発症状は関節症状のことが多いが、皮膚病変が先行する場合もみられる。
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