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ワクチンで予防可能な発疹性疾患
奥野 英雄
1
,
多屋 馨子
1国立感染症研究所感染症疫学センター 第三室
キーワード:
髄膜炎菌感染症
,
酵素抗体法
,
水痘
,
風疹
,
風疹ワクチン
,
麻疹
,
麻疹ワクチン
,
予防接種
,
水痘ワクチン
,
RT-PCR法
,
髄膜炎菌ワクチン
,
MLST解析
,
LAMP法
Keyword:
Chickenpox
,
Immunoenzyme Techniques
,
Measles
,
Measles Vaccine
,
Meningococcal Infections
,
Rubella
,
Rubella Vaccine
,
Vaccination
,
Chickenpox Vaccine
,
Reverse Transcriptase Polymerase Chain Reaction
,
Meningococcal Vaccines
,
Multilocus Sequence Typing
pp.1099-1106
発行日 2014年12月1日
Published Date 2014/12/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2015074184
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ワクチンで予防可能な疾患(vaccine preventable diseases:VPD)のなかには,麻疹や風疹などの発熱性発疹症が含まれている.発熱性発疹症の場合,初期の症状のみでは鑑別が困難である場合も多く,その結果,診断が遅れ,感染を拡大させてしまうことも少なくない.また,国内ではまれとされていた髄膜炎菌感染症も,2013年4月より,従来の髄膜炎菌性髄膜炎に加え,敗血症を含めた侵襲性髄膜炎菌感染症全体が全数届出となり,より正確な患者数の把握が可能となった.本稿では,発熱とともに皮膚症状を認める疾患のうち,ワクチンで予防可能な疾患(VPD)について,概説する.(「はじめに」より)
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