特集 インバウンドに備える
医療インバウンドにおける課題 今からでも間に合う予防接種の考え方
氏家 無限
1
1国立国際医療研究センター国際感染症センタートラベルクリニック
キーワード:
風疹
,
風疹ワクチン
,
麻疹
,
麻疹ワクチン
,
免疫学的検査
,
予防接種
Keyword:
Immunologic Tests
,
Measles
,
Measles Vaccine
,
Vaccination
,
Rubella
,
Rubella Vaccine
pp.881-886
発行日 2020年7月1日
Published Date 2020/7/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2020331346
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<Headline>1 インバウンドの増加に伴い、国内においても海外からの輸入感染症の罹患リスクは増加していることから、ワクチンで予防可能な感染症の事前対策の重要性が増している。2 麻疹および風疹は感染力が強く、重大な健康被害をもたらす可能性があることから、事前に接種歴や罹患歴の記録を確認のうえ、予防接種の適応を検討する。3 40歳から57歳となる男性(2019年度)は、2021年度末まで抗体検査を公費で実施したうえで、必要に応じ風疹の定期接種(5期)対象者となるため、積極的にキャッチアップ接種の機会を活用したい。
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