特集 予防接種パーフェクトガイド
まず知りたい最近のトピック ワクチンで何が変わった? ウイルス感染症
森野 紗衣子
1
1国立感染症研究所感染症疫学センター 第三室
キーワード:
ポリオワクチン
,
ロタウイルス感染症
,
ウイルス性疾患
,
急性灰白髄炎
,
肝炎-B型
,
水痘
,
日本脳炎
,
発生率
,
風疹
,
風疹ワクチン
,
麻疹
,
麻疹ワクチン
,
予防接種
,
B型肝炎ワクチン
,
水痘ワクチン
,
日本脳炎ワクチン
,
経口弱毒生ヒトロタウイルスワクチン
Keyword:
Hepatitis B
,
Measles
,
Measles Vaccine
,
Virus Diseases
,
Vaccination
,
Rotavirus Infections
,
Rubella
,
Rubella Vaccine
,
Encephalitis, Japanese
,
Chickenpox
,
Hepatitis B Vaccines
,
Incidence
,
Chickenpox Vaccine
,
Poliomyelitis
,
Japanese Encephalitis Vaccines
,
Poliovirus Vaccines
,
RIX4414 Vaccine
pp.1413-1423
発行日 2020年11月1日
Published Date 2020/11/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2021034479
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●麻疹、風疹は2回接種機会のあった世代の患者報告数は減少し、近年は成人例の割合が多い。●水痘は定期接種化後患者数が減少したが、2回接種率高値維持とともに年長児、成人の対策も望まれる。●B型肝炎ワクチンは2016年10月定期接種に導入され、対象世代の抗体保有率が上昇傾向にある。●ロタウイルスワクチン接種率が高い地域で、ロタウイルス胃腸炎入院率がすでに低下している。●不活化ポリオワクチン導入により乳児期早期から1~3型すべてに対し高い抗体保有率が得られている。●日本脳炎は、ワクチン導入で年間10例前後まで減少し小児例はまれになったが、乳児例の報告もある。
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