特集 小児の皮膚病・炎症性
臨床例
臭素疹
若林 彩
1
,
貫野 賢
,
塩見 真佑
,
永田 誠
1京都第一赤十字病院 皮膚科
キーワード:
結核-皮膚
,
紅斑-結節性
,
鑑別診断
,
てんかん重積状態
,
経口投与
,
皮膚疾患-真菌性
,
Potassium Bromide
Keyword:
Administration, Oral
,
Diagnosis, Differential
,
Dermatomycoses
,
Erythema Nodosum
,
Status Epilepticus
,
Tuberculosis, Cutaneous
,
Potassium Bromide
pp.955-958
発行日 2014年10月1日
Published Date 2014/10/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2015024186
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<症例のポイント>・臭化カリウムの投与により発症した臭素疹の1例を経験した。・臭素疹とはハロゲン化合物である臭化物の摂取により発症し、主に四肢や顔面などに特徴的な皮疹を形成する。自験例では下肢、顔面に膿疱を伴う紅色結節を呈し、典型的な皮疹であった。・小児神経領域では難治てんかんに対する臭化カリウムの有効性が近年再び注目され、2000年以降小児における臭素疹の報告が増加しており、今後、日常診療において留意すべき疾患の1つであると考えた。
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