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新規抗体治療薬モガムリズマブの効果および皮膚障害
米倉 健太郎
1
1今村病院分院 皮膚科
キーワード:
紅斑
,
白血病リンパ腫-成人T細胞性
,
皮膚炎-剥脱性
,
皮膚腫瘍
,
免疫組織化学
,
治療成績
,
CCR4 Receptors
,
静脈内注入
,
Mogamulizumab
Keyword:
Dermatitis, Exfoliative
,
Erythema
,
Immunohistochemistry
,
Infusions, Intravenous
,
Skin Neoplasms
,
Leukemia-Lymphoma, Adult T-Cell
,
Treatment Outcome
,
Receptors, CCR4
,
Mogamulizumab
pp.396-402
発行日 2014年5月1日
Published Date 2014/5/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2014240723
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adult T-cell leukemia-lymphoma(成人T細胞白血病リンパ腫,以下,ATL)はもっとも悪性度の高いT細胞性悪性腫瘍の1つである.これまで本邦を中心とした臨床研究により種々の多剤併用化学療法が検討され,その治療成績は少しずつ向上してきたが,現在,初回標準治療となっているVCAPAMP-VECP療法による3年全生存割合でも23.6%と依然としてその予後は非常に不良であり,若年者に対しては同種造血幹細胞移植が行われている.より治療効果が高く,高齢者にも適用可能な治療法の開発が望まれていたが,2012年に抗CC-ケモカインレセプター4(以下,CCR4)モノクローナル抗体であるモガムリズマブが再発または難治性のATLの治療薬として2012年5月に日本で承認された.(「はじめに」より)
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