特集 網状を呈する皮膚疾患
臨床例
融合性細網状乳頭腫症
磯田 祐士
1
,
井上 雄介
,
河野 克之
,
堀内 義仁
1横浜市立市民病院 皮膚科
キーワード:
Minocycline
,
鑑別診断
,
生検
,
融合性細網状乳頭腫症
Keyword:
Biopsy
,
Diagnosis, Differential
,
Minocycline
pp.215-218
発行日 2014年3月1日
Published Date 2014/3/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2014143305
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<症例のポイント>融合性細網状乳頭腫症は若年者の体幹中心に生じる自覚症状のない特徴的な網目状色素斑を主体とする角化性皮膚疾患である。誘因として肥満や内分泌障害などとの関与が指摘されてきたが、今回基礎疾患なしに発症した融合性細網状乳頭腫症の1例を経験した。治療法は塩酸ミノサイクリンの有効性がほぼ確立されており、自験例でも速やかに皮膚症状は改善した。
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