特集 全身症状を伴う皮膚疾患(2)
臨床例
V型脂質異常症の診断契機となった発疹性黄色腫
大川 裕子
1
,
濱田 和俊
,
渡辺 秀晃
,
北見 由季
,
末木 博彦
1昭和大学 医学部皮膚科学教室
キーワード:
Fenofibrate
,
黄色腫症
,
脂質異常症
,
鑑別診断
,
発疹
,
毛包炎
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Folliculitis
,
Exanthema
,
Fenofibrate
,
Xanthomatosis
,
Dyslipidemias
pp.857-860
発行日 2013年9月1日
Published Date 2013/9/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2014082395
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<症例のポイント>黄色腫は脂質異常症に合併する皮膚疾患であり、発疹性黄色腫はI、IV、V型の脂質異常症に多くみられる。自験例では発疹性黄色腫がV型脂質異常症の診断契機になった。発疹性黄色腫は大多数がコントロール不良の糖尿病を伴うが、自験例は糖尿病を伴わず、家族歴を有する原発性V型脂質異常症と肥満がみられた点が特異であった。
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