目指せ!肥満症のトータルケア-減量に苦戦する患者について考える 肥満のもたらす健康障害
脂質異常症・高尿酸血症・痛風
長谷川 浩司
1
,
塚本 和久
1福島県立医科大学会津医療センター 糖尿病代謝腎臓内科
キーワード:
Allopurinol
,
Benzbromarone
,
Bezafibrate
,
HDL Cholesterol
,
Fenofibrate
,
横紋筋融解症
,
肝炎-劇症
,
危険因子
,
脂質異常症
,
高トリグリセライド血症
,
ライフスタイル
,
痛風
,
皮膚症状
,
高尿酸血症
,
肥満症
,
低コレステロール血症
Keyword:
Allopurinol
,
Benzbromarone
,
Bezafibrate
,
Life Style
,
Gout
,
Cholesterol, HDL
,
Obesity, Morbid
,
Fenofibrate
,
Risk Factors
,
Rhabdomyolysis
,
Skin Manifestations
,
Hypertriglyceridemia
,
Hyperuricemia
,
Dyslipidemias
pp.31-34
発行日 2016年1月1日
Published Date 2016/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2016089659
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脂質異常症・高尿酸血症は,いずれも「肥満症診断基準2011」において,11個ある肥満関連疾患の1つとされている.肥満症における脂質代謝異常は,高TG血症,低HDL-C血症を主体とし,動脈硬化性疾患の危険因子となる.肥満症における高尿酸血症は,尿酸排泄低下を主体とし,高血圧症や慢性腎臓病といった疾患の危険因子となる.治療の基本はいずれも生活習慣の改善による肥満の改善であるが,併存疾患などのため介入が必要な場合には,病態に応じた治療薬を選択し治療を行う必要がある.
©Nankodo Co., Ltd., 2016