特集 全身症状を伴う皮膚疾患(2)
臨床例
びまん性扁平黄色腫から血液疾患を疑った症例
陳 慧芝
1
,
小野田 雅仁
1横浜市立大学 医学部皮膚科学教室
キーワード:
黄色腫症
,
鑑別診断
,
組織球症
,
単クローン性免疫グロブリン血症-良性
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Monoclonal Gammopathy of Undetermined Significance
,
Xanthomatosis
,
Histiocytosis
pp.861-864
発行日 2013年9月1日
Published Date 2013/9/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2014082396
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<症例のポイント>びまん性扁平黄色腫はmonoclonal gammopathy of undeterminated significantや多発性骨髄腫など造血器疾患を高頻度に合併することが知られている。脂質代謝異常の有無のみならず、免疫グロブリンや免疫電気泳動など全身性基礎疾患の合併を精査することが重要である。正脂血症性びまん性扁平黄色腫からmonoclonal gammopathy of undeterminated significantを診断した1例を経験した。
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