特集 顔面の紅斑(2)
臨床例
亜急性壊死性リンパ節炎(菊池病)
木藤 悠子
1
,
吉方 佑美恵
,
松崎 大幸
,
平川 彩子
,
片山 宏賢
,
幸田 公人
,
上出 良一
1東京慈恵会医科大学附属第三病院 皮膚科
キーワード:
Prednisolone
,
Sweet症候群
,
鑑別診断
,
皮膚疾患-顔面
,
免疫組織化学
,
リンパ節炎-組織球性壊死性
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Facial Dermatoses
,
Immunohistochemistry
,
Prednisolone
,
Sweet Syndrome
,
Histiocytic Necrotizing Lymphadenitis
pp.189-192
発行日 2013年2月1日
Published Date 2013/2/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2013134076
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<症例のポイント>亜急性壊死性リンパ節炎(菊池病)は発熱と頸部リンパ節腫脹を特徴とし、若年成人に好発する原因不明の疾患である。一部に皮疹を呈する症例があり、皮膚科領域からの報告も増えている。自験例では皮膚生検で亜急性壊死性リンパ節炎に特徴的な病理組織学的所見である核塵を伴う組織球、リンパ球浸潤を認めた。皮疹がある場合、リンパ節生検と比較し侵襲が少ない皮膚生検による診断が有用である。
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