特集 小児消化器内視鏡診断・治療
炎症性腸疾患に対する内視鏡診断・治療
津田 淳希
1
,
新井 勝大
1
Junki Tsuda
1
,
Katsuhiro Arai
1
1国立成育医療研究センター消化器科・小児IBDセンター
pp.754-757
発行日 2026年7月25日
Published Date 2026/7/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000001616
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はじめに
小児期発症の炎症性腸疾患(inflammatory bowel disease:IBD)の罹患率は,わが国を含め世界的に増加傾向にある。小児IBDは成人に比べ初発時から病変範囲が広く,疾患活動性が高く重症化しやすい。腹痛や血便といった消化器症状に加え,慢性炎症や栄養吸収不良,治療に用いるステロイドの副作用などにより,体重増加不良や成長障害,思春期遅延といった小児特有の問題をきたし得る1,2)。

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