特集 小児消化器内視鏡診断・治療
孤発性小腸若年性ポリープに対する小腸内視鏡的ポリペクトミー
永田 万純
1
,
神保 圭佑
1
Masumi Nagata
1
,
Keisuke Jimbo
1
1順天堂大学医学部附属順天堂医院小児科・思春期科
pp.737-741
発行日 2026年7月25日
Published Date 2026/7/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000001612
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はじめに
若年性ポリープ(juvenile polyp)は小児消化管ポリープのなかで最も頻度の高い疾患であり,直腸とS状結腸に好発する。若年性ポリープは,持続性の血便に伴う鉄欠乏性貧血やポリープを先進部とする腸重積症の原因となる1,2)。一方,小腸に発生するポリープはPeutz-Jeghers症候群(Peutz-Jeghers syndrome:PJS)3)や若年性ポリポーシス症候群(juvenile polyposis syndrome:JPS)4)といったポリポーシス症候群に伴うことが多く,ポリポーシス症候群と異なる孤発性小腸若年性ポリープはきわめてまれである5)。また,小児における小腸内視鏡検査は実施可能施設が限られており,小腸ポリープの診断や疫学に関する知見は乏しいのが現状である6)。

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