特集 小児消化器内視鏡診断・治療
上部消化管異物に対する内視鏡的摘出術
盛島 練人
1
,
望月 響子
1
,
髙橋 遼
1
,
田中 聡志
1
,
白根 和樹
1
,
近藤 享史
1
,
臼井 秀仁
1
,
北河 徳彦
1
Rento Morishima
1
,
Kyoko Mochizuki
1
,
Ryo Takahashi
1
,
Satoshi Tanaka
1
,
Kazuki Shirane
1
,
Takafumi Kondo
1
,
Hidehito Usui
1
,
Norihiko Kitagawa
1
1神奈川県立こども医療センター外科
pp.691-695
発行日 2026年7月25日
Published Date 2026/7/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000001603
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はじめに
小児の異物誤飲は比較的頻度が高く,誤飲に関する日本中毒情報センターへの問い合わせは全国で年間約20,000件に達し,そのうちの約65%が5歳未満の小児で占められている1)。小児の異物誤飲全体で小児科救急外来受診患者の約1%を占めている2)という報告もある。実際は多くの異物誤飲は特別な介入を要さず,約90%は自然経過で排泄に至る3)とされているが,飲み込んだ異物によっては早急な対応が要求される。透視下での摘出が困難な場合や,より安全な摘出が望ましい場合は,内視鏡的摘出術が選択されるが,内視鏡は異物の検索や誤飲に伴う消化管損傷の評価といった診断としての役割も担っている。

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