特集 漏斗胸の治療
Nuss法の術後合併症
Nuss法術後の気胸
奥家 壮太郎
1,2
,
白井 剛
1
,
平良 彰浩
2
,
尾立 西市
2
,
別府 樹一郎
2
Sotaro Okuya
1,2
,
Takeshi Shirai
1
,
Akihiro Taira
2
,
Seiichi Odate
2
,
Kiichiro Beppu
2
1宮崎県立宮崎病院小児外科
2宮崎県立宮崎病院呼吸器外科
pp.412-416
発行日 2026年4月25日
Published Date 2026/4/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000001530
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はじめに
漏斗胸は小児期に発見される代表的な胸壁変形であり,現在はNuss法が標準術式として広く施行されている1)。本術式は低侵襲かつ整容性に優れる一方,縦隔剝離操作に伴い両側胸腔が交通する,いわゆるbuffalo chestが形成される2,3)。この状態では原発性自然気胸が両側性へ波及し,急速に重篤化する可能性がある2,3)。そのため,Nuss術後に発症する気胸は,通常の自然気胸とは異なる病態として認識し,適切な治療戦略を構築する必要がある。

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