特集 手術適応を考える
会陰溝
田中 裕次郎
1
Yujiro Tanaka
1
1埼玉医科大学小児外科
pp.192-195
発行日 2026年2月25日
Published Date 2026/2/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000001469
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はじめに
会陰溝(perineal groove)は,1968年にStephensらが女児のみにみられるまれな直腸肛門奇形の1つとして報告した疾患であり,次の3つの特徴が挙げられている1)。①後交連部から肛門にかけて湿潤した溝がある,②尿道および腟を含む前庭部の前2/3が正常に形成されている,③肥厚した左右のminoral tailsが肛門前縁まで達して融合するもしくは肛門を囲むようにみられる。さらに,大陰唇が通常より長く,会陰部の側面に達し,肛門狭窄はないとされている。また,深部外肛門括約筋は正常だが,前方の浅部外肛門括約筋は会陰溝に沿ってU字型に走行し,いきむと肛門がやや前方に突出すると記載されている。

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