Japanese
English
調査報告
Ankylosing Hyperostosisと椎体窩溝
Ankylosing hyperostosis and Hahn's groove
大本 秀行
1
,
森脇 宣允
1
,
津江 和成
1
,
瀬戸 信夫
1
,
服部 奨
2
,
早川 宏
2
,
河合 伸也
2
,
斉木 勝彦
2
Hideyuki OHMOTO
1
1愛媛労災病院整形外科
2山口大学医学部整形外科学教室
1Department of Orthopedic Surgery, Ehime Rosai Hospital
pp.1004-1011
発行日 1979年10月25日
Published Date 1979/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408906002
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はじめに
Ankylosing Hyperostosis(AH)またはAnkylosing Spinal Hyperostosis(ASH)は日常注意してみれば,比較的よく遭遇する疾患であり,脊柱周囲その他の諸靱帯の骨化をおこす代表的なものである.この疾患は日整会学術用語委員会で強直性脊椎骨増殖症と訳されており,最近後縦靱帯骨化(OPLL)を併発していることが多く注目されている.
AHについては,前世紀より諸々の報告があるが,Forestier2)らが形態学的病理学的特徴を研究報告し,一つの独立疾患として認められてくるにいたつている.ゆえにForestier病といぜんとして呼称する人も多くみうけられる.AHまたはASHと略すことがあるが全身の靱帯の骨化傾向が強く認められることより,AHと略す方が良いと思われる.
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