特集 再手術の戦略と実際
小腸移植
工藤 博典
1
,
和田 基
1
Hironori Kudo
1
,
Motoshi Wada
1
1東北大学病院総合外科(小児外科)
pp.738-741
発行日 2024年7月25日
Published Date 2024/7/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000891
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はじめに
静脈栄養を必要とする腸管不全は,難治性の疾患群の一つである。腸管不全への包括的な治療戦略は腸管リハビリテーションプログラムと呼ばれ,小腸移植は重症腸管不全に対する最終的な治療法として確立されつつある。臓器摘出・保存・搬送方法,移植技術の進歩によって成績は改善したが,合併症による再手術,グラフト機能不全によるグラフト摘出,再移植をしばしば経験する。
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