特集 胆道閉鎖症の研究update
胆道閉鎖症診断における便色カラーカードの利用状況と課題―導入前後の自施設での検討を基に―
升井 大介
1
,
橋詰 直樹
1
,
古賀 義法
1
,
江藤 寬仁
1
,
吉田 寛樹
1
,
髙城 翔太郎
1
,
愛甲 崇人
1
,
靏久 士保利
1
,
倉八 朋宏
1
,
東舘 成希
1
,
加治 建
1
Daisuke Masui
1
,
Naoki Hashizume
1
,
Yoshinori Koga
1
,
Hiroto Etou
1
,
Hiroki Yoshida
1
,
Shoutarou Taki
1
,
Takato Aikou
1
,
Shiori Tsuruhisa
1
,
Tomohiro Kurahachi
1
,
Naruki Higashidate
1
,
Tatsuru Kaji
1
1久留米大学外科学講座小児外科部門
pp.147-151
発行日 2024年2月25日
Published Date 2024/2/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000720
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はじめに
胆道閉鎖症(以下,本症)では,早期発見と早期の葛西手術が減黄の獲得において重要な因子であるとされる。本症のスクリーニングとして,便色カラーカード(以下便色カード)が早期発見の一助となるべく2012年に母子健康手帳へ導入され10年が経過したが,診断が遅れ,頭蓋内出血で発見される例が報告されている1,2)。
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