特集 診断困難な小児外科症例:早期診断へのポイントとヒント
黄疸・便色の改善がみられた胆道閉鎖症
久守 孝司
1
Koji Kumori
1
1島根大学医学部附属病院小児外科
pp.1110-1112
発行日 2022年11月25日
Published Date 2022/11/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000286
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はじめに
2008年以降,当科で初回手術を実施した胆道閉鎖症症例は15例であり,うち3例がⅠ型で,12例がⅢ型であった。Ⅰ型の3例はいずれも2019年以降の症例であるが,再手術なく自己肝で生存中である。Ⅲ型の12例はいずれも葛西手術を実施し,単回の葛西手術のみで生存中の症例が9例で,肝移植に至った症例が3例であった。
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