特集 腹腔鏡下噴門形成術―新技術認定制度に向けて
新しい技術審査基準はどこが変わったのか?
川嶋 寛
1,2
Hiroshi Kawashima
1,2
1埼玉県立小児医療センター小児外科
2日本内視鏡外科学会技術審査委員会(小児外科部門)
pp.14-17
発行日 2024年1月25日
Published Date 2024/1/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000684
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はじめに
日本内視鏡外科学会技術認定制度の目的は,規則第1条に「各関連領域において内視鏡手術に携わる医師の技術を高い基準にしたがって評価し,後進を指導するにたる所定の基準を満たした者を認定するもので,これにより本邦における内視鏡外科の健全な普及と進歩を促し,延いては国民の福祉に貢献することを目的とする」と記されており,小児外科領域においても,内視鏡手術の普及と安全性の向上を目標に,2009年から腹腔鏡下噴門形成術を審査術式として技術認定の審査・認定が開始された。その後,学会員から審査術式の追加の要望をもらい,脾臓摘出術が審査術式に加わった。
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