小特集 診療報酬請求審査を点検する
座談会
審査基準と医療内容
織本 正慶
1
,
檜垣 曄夫
2
,
仲田 良夫
3
,
石原 信吾
4
1医療法人織本病院
2日本大学医学部小児科
3健康保険組合連合会
4厚生省病院管理研究所
pp.495-501
発行日 1980年6月1日
Published Date 1980/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207169
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司会(石原) きょうの我々のテーマは「審査基準と医療内容」ということですが,審査という問題については,いろいろ議論のあるところです.健康保険の支払い側から言わせれば薬づけとか検査づけとかいうことともからんでそういうことに対してチェックを望んでいる面があるし,一方,医療の実践に携わっている診療側にしますと,これが非常に不本意だという面もある.つまり片一方では必要な部分を強調するし,片一方は審査の悪いところを強調するということで,両者の主張がぶつかり合っております.
本日はこの現在の健康保険制度の最大の宿命的な問題である審査について,先生方のご意見を率直にお出しいただきたいと思います.
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