特集 喉頭・気管病変 治療の工夫と予後
喉頭気管分離術 術式の選択
岡﨑 鈴代
1
Suzuyo Okazaki
1
1大阪母子医療センター耳鼻咽喉科
pp.1042-1046
発行日 2023年10月25日
Published Date 2023/10/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000597
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はじめに
誤嚥性肺炎を繰り返す患者に対し,外科的に気道と食道を分離して誤嚥を防止する手術として,従来喉頭全摘術が行われていたが,不可逆的な手術であり,患者や家族の心理的な抵抗感が強いため,声帯を残す低侵襲な術式として,喉頭気管分離術が考案された1)。以降,さまざまな術式が考案されている。
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