特集 小児期精巣関連疾患の診断と治療
精巣外傷
矢内 俊裕
1,2
,
益子 貴行
1,2
,
東間 未来
1
Toshihiro Yanai
1,2
,
Takayuki Masuko
1,2
,
Miki Toma
1
1茨城県立こども病院小児外科
2茨城県立こども病院小児泌尿器科
pp.1003-1006
発行日 2023年9月25日
Published Date 2023/9/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000585
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
精巣外傷は治療が遅れると精巣機能に影響が生じる可能性があるため,精巣の損傷の程度を迅速に診断して治療方針を決定することが重要である1,2)。精巣破裂と精巣脱出に対しては速やかに手術を行う必要がある3)。精巣外傷の頻度は低いものの10~20代の若年者が受傷することが多いため,将来の精巣機能や妊孕性への影響を考慮して慎重な処置や対応を要する4)。
© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.