特集 医療的ケア児支援と在宅医療
胃瘻の管理
髙見澤 滋
1
Shigeru Takamizawa
1
1長野県立こども病院外科
pp.496-501
発行日 2022年5月25日
Published Date 2022/5/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000125
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はじめに
胃瘻は主に消化管に栄養剤や水分,薬剤などを投与する経路として造設されるが,Hirschsprung病類縁疾患など消化管機能不全をきたす疾患においては消化管の減圧を目的に造設されることがある。従来,胃瘻造設術はStamm法に代表される開腹手術で行われていたが,1980年に内視鏡を用いた非開腹手術としての胃瘻造設法であるPEG(経皮内視鏡的胃瘻造設術)が報告され1),1993年には通常の方法ではPEGを施行できない患者に対して腹腔鏡を用いてPEGを行う方法が報告された2)。
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